ゆみのの㊙取材ノート

MM ジャーナルはシカゴに拠点をおく”週刊シカゴ・ディフェンダー誌"と資本と業務において、パートナーシップを結んでいます。そのためいくつかの記事は英語で ”Chicago Defender"で公開されることになります。ご理解ください。 We have announced that it had agreed enter into a busuiness alliance between "MM Journal " and "Chicago Defender". 

タグ:石塚玲雄

tomono120190829 シニア男子フリーは白熱した戦いとなりました。

 優勝した友野一希選手(同志社大学)と2位の山本草太選手(中京大学)。ともに2種類の4回転を入れた構成で勝負に挑みます。

 

 友野選手は冒頭の4回転トゥループ+トリプルトゥループを鮮やかに決めます。
 2.61の加点がつく出来でした。つづく4回転サルコウもお見事。こちらも加点1.70がつく出来栄えです。
 キレのあるステップ、鬼気迫るラストのコレオシークエンス、ミーシャ・ジーさん振り付けの映画『ムーラン・ルージュ』の世界をドラマチックに体現していました。

 tomono220190829 最後まで集中力がとぎれません。フリーの点数は152.92

 演技を終え、バックステージに戻ってきたときには満身創痍の様子。
 「力尽きた~」とベンチに倒れこんでいました。
 それほどまでにハードなプログラムだったのでしょう。

 息を整え、囲み取材では落ち着いて話を始めました。

 

―優勝おめでとうございます。今の気持ちをお聞かせください。

友野「今年も家族がすき焼きセットを用意して待っているので、ちゃんと持って帰れて良かったなと思います。試合の内容については…、今回は集中力だけで乗り切ったかなという感じで、まだまだ後半の練習はまったく足りてなかったですし、コンビネーションも全部使えてないので。このままシーズンを迎えると話にならないなと思うので。でも4回転だけに絞ると去年よりは少しは成長したのかなと思いますし。集中力の持って行き方は、まだ初戦なのでわからないんですけど、練習をした上で、試合で挑んで集中をどう持って行くか。昨シーズンを踏まえながら少しずつ着実に成長していけているのではないかと思います」

 

―去年よりも確実に進化した点は?

友野「確実に4回転と今日は全然、疲れて動けていなかったんですが、フリーレッグとか少しプログラムに関しては大きく見えるかなと自分でも思っていますし、まわりからもフリーレッグはきれいになったねと言ってもらえるようにはなったので。今日はそこまで神経は行き届いていなかったんですけど、ショートはしっかりできたかなと。体力の方はまだまだなんですけど、細かい部分と練習してきたことはステップ、スピンはちょっとバテて、できなかったですけど、技術としてはどんどんあがっているので、あとはプログラムに試合で入らないと意味がないので、試合で体力に余裕を持って滑れるようにエレメンツとひとつひとつの要素をこなせるようにしていかないとならないですし、練習してきたことを試合で出せるようにこの先、プログラムの練習を重ねていかないといけないなと思います」

 

―ミーシャ・ジーさんが振り付けしたこのプログラムは曲調が変わるところがあって、難しいところがあると思います。

友野「強弱ははっきりしていて、僕的には演じやすいですし、見ている側もすごい入り込みやすいかなと思うので。最初は“ん?”と思ったんですけど、すごい聞いているうちに僕はこの編集を気に入っていて、最後はしっかり盛り上がって終わるので、そこをバテないようにしっかり体力面を強化したいと思います」

 

―ショート、フリーの仕上がりは?

友野「まだ冗談抜きで15%ぐらいです。このプログラムをやりきることで精一杯っていうだけで大問題なので、この時期はまだまだ仕上がってないのが毎年そうなんですけど、昨シーズンに比べるとまだ、全体の完成度としてはまだ国際試合に出られるような状態ではないので。練習を濃くしていかないといけないなと思います」

 

―新しいシーズンに向けて意気込みを。

友野「自分が目標としていた4回転トゥループは初めて試合で、(首をかしげて)あれ? 飛ぶことができたので、そこは素直に飛んだ瞬間はうれしかったですし、集中して試合に挑めたのは、初戦にしてはいい収穫だなと思いましたし、結果的に良いスタートが切れたんじゃないかなと思います。草太は4回転3本、フリーで入れているので、僕はまだまだ3本はわかりませんが、練習していくうちに4回転を増やしていければいいなと思います。彼も次の試合ではしっかりとやってくると思うので、負けられないという気持ちで、僕としては上に目を向けて、練習していかないといけないなと今回の試合で思いました」

 

―今回のシーズンの具体的な目標は?

友野「昨シーズン果たせなかったもの。グランプリファイナルに出て、世界選手権出て、小さなメダルじゃなくて、もっと大きなメダルを取るというのが僕の中の最終的な目標ですし、正直まだ届く実力ではないで、それを目標に11日目標を立てて、ひとつひとつクリアしていくことが今シーズンの目標で、昨シーズン悔しかったことをしっかりはらすのが目標です」

 

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 2位の山本草太選手は冒頭の4回転サルコウがダブルになるミスがありました。そのあとの4回転トゥループ+トリプルトゥループのコンビネーション、単独の4回転トゥループは成功。
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 持前の美しいスケーティングで観客をひきつけます。souta20190829


 


 












 長い手足を生かした壮大なフリーのプログラムはパスカーレ・カメレンゴさん振り付けの「In This Shirt」。


 フィニッシュを決める山本選手。

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 フリー後、汗だくで囲み取材に応じました。

 

―ケガがあって、それを乗り越えて複数の4回転が飛べるようになってきたことについて。現在の状態はどうですか?

山本「最近では大きなけがはないんですが、ちょこちょこ傷めたりはしますが、休んだら、練習できる程度ですし、しっかり練習できているほうなので、うーん、頑張ります」

 

―このフリーで伝えたいことは?

山本「強化合宿もやってみて、いろんな方々にアドバイスをして頂いて。最後のステップでしっかりと盛り上げるような曲調でもありますし、そういうステップを組んでもらっていて、苦しさだったり、そういうものを表現できたらいいんじゃないとアドバイスを頂いたので、そういうふう表現できたらいいなと思います。体力が、いつもより、今日は、そういうふうに表現できるものではなかったので、そういうところも強化していきたいと思います」

 

―現在の仕上がり具合は?

山本「うーん、そうですね。前はやっぱり結局、今は4回転が難しいんですよ。それがなかった分、スケーティングとスピンに気を配れていた。自分が上手だったというよりは、簡単な構成だったからいい演技ができたと思っています。こうやってジャンプを入れて、難しいものをやって、いい演技ができないと自分の力ではないかと思っています。今、4回転は3本なので、その構成でスピンとかステップをしっかりやっていきたいと思っています」

 

―練習していて、この調子でやればチャレンジャーシリーズぐらいまでには仕上がりそうですか?

山本「こうやってサマーカップでしっかり感覚を確かめられたので、この経験を踏まえて、次からはこんな演技はできないと思っているので、しっかり戦うために頑張ります」

 

 流れる汗を何度もジャンパーで拭っています。それだけ激しい戦いだったことを物語っていました。 

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 3
位の山隈太一朗選手(明治大学)は冒頭のサルコウが抜けてしまいましたが、次のトリプルアクセル+ダブルトゥループを決め、会場を沸かせました。

 

 ミッシェル・ポルナレフの曲に合わせ、177cmの高身長を生かしたスケール感のあるプログラムを披露しました。振り付けは宮本賢二さんです。

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 山隈
選手は今年、明治大学に進学。関西から東京に拠点を移し、新しい生活をスタートさせました。現在は重松直樹コーチのもとで技術を磨いています。

 今大会を振り返り、課題が多く見つかったと言います。

 

―プログラム自体まだ調整中?

山隈「滑り込みがなかなか滑りきれなくて。部分、部分では滑り込めても、なかなか1曲通しては滑りこみができていなかったので。そこが結構、明確に出てしまった。演技の前半部分はまだ大丈夫だったんですけど、後半から体力的な限界があって、意識がもうろうとしながら帰ってきたので。1曲通しての滑り込みと体力がまだまだなので、そこは今からなおしていかないといけないなと思います」

 

―仕上がりが遅れた一番の理由は?

山隈「靴の部分だったり、体調不良だったり。言い訳になってしまうんですけど、新生活に慣れるまで時間がかかってしまったので、集中して打ち込もうと思っています。危機感をこの試合で持てたので、夏休みは滑り込んでいきたいです」

 

 表彰式のあと、山隈選手とほんの少しだけ話す機会がありました。taichi0320190829

























 







―その髪型素敵ですよ。よく似合っています。

山隈「ありがとうございます。僕、実は天然パーマなんです。だから伸びるとくるくるとするんです」

 

―ショートで演じられた映画「君の名前で僕を呼んで」の主人公の少年役のティモシー・シャラメみたいですね。

山隈「ほんとですか? このままでいこうかな()

 

 腰が低く、好青年を絵にかいたような山隈選手。
 ファンから「新生活はどうですか?」と聞かれると、「主婦しています」と日々の生活の中で、きちんと家事をしていることも明かしてくれました。

 
 7位の中野紘輔選手(福岡大学)は今シーズンで引退することを表明。フリーの「ポエタ」では壮大なイーグルと激しいステップでプログラムを盛り上げました。nakanokousuke20190829

















 10位の山田耕新選手(SMBC)のフリーは「ゴッドファーザー」。表情ひとつひとつで見せ場を作り、哀愁漂う男を演じました。

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位の木科雄登選手(金光学園)は転倒しましたが、4回転トゥループに挑戦しました。

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競技結果

1位 友野一希(同志社大学)  ポイント226.25(SP1位 FS1)

2位 山本草太(中京大学)   ポイント207.68(SP2位 FS2位)

3位 山隈太一朗 (明治大学)  ポイント168.69(SP3位 FS5位)

4位 石塚玲雄(早稲田大学)  ポイント161.75(SP9位 FS3位)

5位 木科雄登(金光学園)   ポイント 159.70(SP4位 FS7位)

6位 時國隼輔(同志社大学)   ポイント159.45(SP10位 FS4位)

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<撮影・文 廉屋友美乃(かどやゆみの)>

















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823日~25日、ダイドードリンコ・アイスアリーナ(東京都西東京市東伏見)で開催された2019東京夏季フィギュアスケート競技大会の取材に行ってまいりました。

 

競技種目は男子女子の初級、1級、2級、6級クラスからノービスA、ノービスB、ジュニア、シニアまで。ノービスとシニアのアイスダンスやシンクロのジュベナイル(半分以上が13歳以下でノービスよりさらに下の年代)、ジュニアチームの演技も見ることができます。入場料は1000円(小学生は無料)。

 

会場では選手たちがアップしている様子や出場選手たちが仲間たちの応援をしている姿を見ることができます。

 

永井優香選手(早稲田大学)や佐藤伊吹選手(明治大学)、鎌田英嗣選手(明治大学)、石塚玲雄選手(早稲田大学)らの演技を間近で見ることができます。またジュニア、ノービスでは将来有望な選手をこの目で発掘できるので、スケートファンにはまさに”青田買い“ができる大会でもあります。

 

今回、ひときわ目を引いたのがノービスB男子で優勝した西武東伏見FSCの中田璃士(なかたりお)選手です。

 ruri20190827 同クラブの中田誠人コーチを父に持ち、2018年全日本ノービスBで3位に入った実力。
 UKロックの音楽にあわせて、衣装もユニオンジャック。いきなりトリプルトゥ―ループ+ダブルトゥループ+ダブルトゥループの3連続を決め、会場を沸かせます。
 ダブルアクセルも安定感があり、高さ、スピードも文句のつけようがありません。
7861点の高得点をマーク。
 点数が出ると会場からは「おー」と歓声があがり、「まるでジュニア、いやシニアのようなジャンプ」とファンから感想がもれるほどでした。

 中田選手自身も78点台はびっくりした」と予想以上の点数に驚いた様子。

「前回の飯塚杯で69.59点ともう少しで70点だったんですけど、ルッツとかで転倒してしまって。あれが悔しくて、あれ(転倒してしまったルッツ)をずっと練習していました


 ノービスB女子で優勝した島田麻央選手(明治神宮外苑FSC)。思いきりの良さと着氷後もスピードが落ちない流れのあるジャンプが持ち味。

 冒頭からトリプルルッツ+ダブルトゥループ+ダブルループの三連続ジャンプを決め、得意のレイバックスピンではレベル4をゲット。武田奈也さん振り付けの「スワン・レイク」をみずみずしく軽やかに演じていました。点数は83.05点。
maoshimada20190827普段よりあまりよくなかったので。いつもやっているときより良くなかったです。スピードとかジャンプの前にゆるめてしまったところです」と反省する点もあったという島田選手。「普段の練習からスピードを出して、思いっきりジャンプを飛んでいる」
 見せ場はジャンプ以外にもスピン。レベル4をとったレイバックスピンについては、

「ビールマンスピンが得意なので、最後に入れているから見て欲しいです」
 とにこやかに語っていました。

 

















 ジュニア男子は2度の骨折を克服して復活を遂げた堀義正選手(新渡戸文化中高SC)に注目です。 ショート、フリーともにトリプルアクセルを成功させました。
 フリーではトリプルルッツで転倒、フリップ、ループもダブルとなるミス。とはいえ、トリプルアクセルは高さ、幅ともに素晴らしく、フリーの点数は85.08。ショートの57.23と合わせて、142.31点で優勝しました。

 フリー後、ルッツで転倒したことについて、次のように振り返りました。

「ルッツこけたのが久しぶりで、予期せぬ失敗があったときに備えて、もうちょっと気持ちを整理させられるように練習を取り組まないといけないという明確な目標ができました」

 ショートはの曲は映画「カイジ 人生逆転ゲーム」、フリーは「チャイルド・オブ・ナザレ」。

 町田樹さんを尊敬しているスケーターとしてあげている選手です。
 フリー前のウォーミングアップではこんなことを明かしてくれました。

「アップの時に自分のプログラムを踊らずに町田樹さんのプログラム『火の鳥』を踊っていました。『エデンの東』も好きなんですけど、『火の鳥』が大好きなんで。自分の試合前に踊っていました。体が温まるので」

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 ジュニア女子はTzuHan Ting選手(台湾)がショート2位から逆転優勝。フリーで決めたダブルアクセル+トリプルトゥループ+ダブルトゥループのほか、いずれのジャンプの質が高く、スピンもスピードがあります。演技をもっと見ていたいと思わせる魅力あふれる選手でした。
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 シニア女子は永井優香選手がショート1位で通過しましたが、フリーでジャンプが抜けてしまうミスが相次ぎ、2位に。

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 優勝は佐藤伊吹選手(明治大学)でした。いくつかのジャンプが回転不足をとられてしまいましたが、フリーの「アランフェス協奏曲」を情感たっぷりに演じました。

えええ 全体的に落ち着いた様子でしたが、6分間練習では思うようにジャンプが決まらず、気持ちに余裕がなかったとも明かしてくれました。

6分間練習でルッツとかにミスがあって本番前、すごく緊張していたんですが、練習をちゃんとしてきたつもりなので、それが自信になったかなと思いました。最初の3-3を決め、安心できました」

 普段の練習を思い浮かべ、気持ちを切り替えられたようです。

フリーの振り付けについてはこんな見どころがあると佐藤選手は言います。

「フラメンコっぽい動きが入っているから、大人っぽさが出せればいいなと思っています」

 

 

 



 









 シニア男子は鎌田英嗣選手(明治大学)が制しました。

 kamata20190827 フリーでは冒頭のトリプルアクセルは転倒。スピン、ステップ、コレオシークエンスで『仮面の男』をドラマティックに表現し、会場を魅了しました。

 トリプルアクセルの転倒については、

「踏み切り損ねてどちらかといえばパンクになりそうなものを無理やり回してみたという感じだったので、危なかったというか、最悪だったという感じです」

 と冷静に振り返ります。さらにフリーの出来については次のように分析しました。

「今日は自分としての出来はあまりよくなかったのですが、点数は思ったより出して頂きました。まだまだ伸びしろは、たくさんあると思うので、最低限、ジャンプのランクは抑えられたのかなという印象です。映像で見たらわかりませんが、いいジャンプは一個あったぐらいなので、自分ではもうちょっといいジャンプは飛べたよなっていう感じです」

 まだ伸びしろがあると力強く語ってくれた鎌田選手。次なるステージに向け、さらなる進化に期待です。

ishizuka20190827

  シニア男子2位は石塚玲雄選手(早稲田大学)。ルッツとフリップが抜けてしまったのは残念でしたが、伸びのあるスケーティングと重厚なステップ、最後のスピンは美しく圧巻。フリーは105.93点で1位でした。































 
 アイスダンスシニアの枝村優花&嶋崎大暉組のリズムダンス『シカゴ』。大学生カップルが生み出す世界観はしっとりとあでやかで、まるでミュージカルを見ているよう。スケーティングにスピード感があり、エッジも深く、二人の息もぴったり。

 振り付けは1980年アイスダンス五輪金メダリストのナタリア・リニチュクさん2006年トリノオリンピックアイスダンス代表の渡辺心さんと木戸章之さんの元コーチでもあります。

 ナタリアさんからも指導を受け、嶋崎選手いわく、「別次元の教え方」だそう。日本のアイスダンス競技においても今後が楽しみなカップルです。

edamura20190827

















  
華やかかつキュートな演技で会場を虜にしたのはシンクロチームです。大勢のスケーターがシンクロさせてスケートをする様子はまさに様式美。見ていてうっとりしてしまいます。

神宮Ice Messengers Juvenilejingusnkuro


 
















 ジュニアは12歳以上~19歳未満の選手たちで構成され、公式大会では1チーム16人の編成で出場できます。しかし現状ではその人数になかなか達することができず、神宮Ice Messengers Juniorも現在は14人編成。

shinkuro20190827

 夏季フィギュアでも愛らしく息の合った演技を見せてくれました。彼女たちが演じるのはアメリカのコメディ映画『ホーム・アローン』。コメディ映画の世界観は冒頭の振り付けから感じ取ることができます。メンバーの一人大橋きくの選手はそのこだわりについて次のように説明してくれました。


最初は寝ていたところから起きて、伸びをしてまた寝る。だから寝ているポーズから伸びをするんです。次に最初のサークルでは泥棒が入ってきた怪しい雰囲気を、また(主人公の男の子。当時、10歳のマコーレー・カルキンが演じた)ケビンと泥棒が追いかけっこをして、捕まえられそうだけど、捕まえられないところみたいな場面を見て欲しいです。最後はお母さんと再会してやっと会えたみたいな安心感を表現しています」

 
 もっとシンクロの競技人口が増え、たくさんのチームの演技が見られることを願うばかり。

 ノービスの中から将来楽しみな選手を発掘するのも、ジュニアのはつらつとした演技を見るのも、シニアの洗練された表現力を見るのもまた楽し。
 試合特有の緊張感がありながら、どこかお祭りのようなワクワク感もあり、フィギュアスケートの魅力を改めて肌で感じる3日間となりました。

 

 後日、大会期間中に話を聞いた選手たちの声をお届けいたします。お楽しみに。<撮影・文 廉屋友美乃(かどやゆみの)>


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